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【ら】シンポジウム 加害者の更生について

  • Posted by: mmizui
  • 2016年11月25日 11:09 PM
  • 未分類
11月20日【ら】上映とシンポジウム内容のつづき

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犯罪被害に遭ってしまった人を支援する団体は、相対的に沢山あります(絶対的には足りていません)
更に足りていないのは、加害者支援です
「犯罪者の事なんかずっと刑務所に閉じ込めておけばいい」
私も昔はそう思っていました
でも、もしも自分がうっかり罪を犯してしまった時を想像した場合、相応の罰を受けて反省したら社会復帰させるべきだと云う考え方になりますね

元犯罪者が出所して、自分の近くで生活しているなんて不安だ、と思うのはよく分かります
ただ「また罪を犯してしまったらどうしよう」と不安に思っている元犯罪者もいるのです
そこで日本でも2006年から、出所前の性犯罪者に対する更生(処遇)プログラムが施行されました
しかしそのプログラムは出所直前にならないと受けられず、それまでの刑務期間をどの様に過ごすべきなのか、服役中に受けさせて貰えないのか、プログラムの時間数が少なく不十分である、と云う受刑者・矯正官の声があります
参考(「性犯罪者の頭の中」鈴木伸元 著 http://www.gentosha.co.jp/book/b7841.html
(「性犯罪者プログラム」西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/feature/sin_rehabili/article/16562

打算的な考え方としては、刑務所生活者の為に自分達の税金が使われるのは嫌です
プログラムを充実させたら、一時的にもっと予算が必要になります
でも将来は再犯者が減るかもしれません
そもそも犯罪が起きたら警察の仕事も多くなり、捜査にだってお金がかかります
つまり、犯罪を起こす人がいなければ、その分税金が有効に使える訳です
それこそが我々一般市民にとって、犯罪防止に努める最大のメリットではないでしょうか

ただ、上記の更生プログラム実施結果として、現在までに特筆すべき効果が現れていないとする統計もあります
指導者不足、時間短縮による形だけのプログラム、全性犯罪者が必須参加な訳ではない、などの問題
また、更生する意志のない者もいます

民間やNPOの施設でも更生プログラムを行っていますが、利用料金の高さに途中で辞めてしまう事が多いそうです
そこでは薬物(ホルモン)治療の効果が大きく好評を得ているけれど、継続が面倒な事や料金面からこちらも挫ける場合があるそうです

近頃でこそ、薬物依存症は「病気として治療が必要なもの」と云う認識が広まりました
「反復性の性暴力」も、本人の気の持ちようだけで辞めるのは難しく、医療的かつ長期サポートが必要な「要支援者」として処する事が、性犯罪の防止になると思います

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