- 2016年8月27日 2:39 AM
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一部の性犯罪報道 被害者の容姿について、なぜ報じるのですか?(小川たまか) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogawatamaka/20160826-00061516/
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マスメディアで文章を書いている、または何らかの情報発信をされているあなた、は「犯罪報道の犯罪」(浅野健一 著)と云う本をご覧になった事はありますか
旧版は1984年刊行と古い本なので、ご存知ない方もいらっしゃるかと思います
もし当時既にメディア仕事をされていた方は、その頃「報道のあり方と人権」について、大きく変革があった時期だったと覚えていらっしゃるのではないでしょうか
インターネットで市井の誰もが情報発信出来る今「売れるコンテンツ」を作るのは大変だと思います
しかし、犯罪は売り物ではありません
犯罪被害者を更に傷付ける様な、加害者のプライバシーを暴く様な、センセーショナルな文言は、犯罪報道には似つかわしくありません
倫理を遵守する事が我々消費者との信頼関係になり、長期的視点での支持になります
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今年4月の【ら】上映会でもお話ししましたが、近頃の報道はエンターテイメント化しているきらいがあります
人を殺してしまった人に対して「現実とゲームの区別がついていないのでは」なんて言うコメンテーターもいますが、件の犯罪報道こそ「実在被害者と物語の登場人物との区別がついていない」のではないでしょうか
表現の自由を求めるのであれば、自浄に努めなければなりません